リスク管理とチャンスの発掘につながる、先を見越す力
「幹事をすること」を自分の周りへの印象を上げる方法と捉えるならば、
幹事をするということは、他人への接待と同じだ。
自分ひとりだけで行っていたら起きえない事態も発生する。
自分が別に気にしていないことでも、他の人にとっては重要だったりする。
そこで、「できる幹事」の任務は参加者の満足度をどれだけ上げられるかということに尽きる。自らの犠牲を払ってでも、他人の為に尽くす。これが大事である。
飲み会を例に、満足度を上げる要素を挙げたい。(時系列)
<準備段階>
- 店選び(立地・メニュー・店内の雰囲気・値段)
- 招待状・参加者の把握(文面・主催者の「名前」)
- リマインド・声掛け
- 集金
- 終電時間チェック
<本番>
- 店までの案内(看板等有れば利用)
- 席までの案内(席決めも必要であれば)
- 取り皿等配布・飲み物決め(サッと。ビールの人!など)
- トイレの場所を通知・終電時間チェック
- 乾杯の音頭(活気付く言葉)
- サラダ等の配布(トマト・カルパッチョのバランス良く)
- グラスが空いていたら、注ぐ・注文を促す
- コンテンツ(誰と何をどう話すのか。)
- 酔っ払いの看病(トイレ・袋・おてふき)
- 二次会の手配(人数把握・近場・駅近)
- 締め
他にも要素があるかもしれない。その要素それぞれに対して、有効な手を打つことで、参加者の満足度が上がり、「出来る幹事」となるわけだ。
何事も要素分解。飲み会一つとっても、色々な要素が絡まってい分解して、解き易くすることが大切である。
このように、先を見越してそれぞれの要素を挙げていくことは、先を見越す力に他ならない。その過程は、リスク管理やチャンスを見つけ出す力につながるはずだ。
よって、幹事一つとっても自らの能力開発だと考え、全力で取り組むべきだ。