リスク管理とチャンスの発掘につながる、先を見越す力

「幹事をすること」を自分の周りへの印象を上げる方法と捉えるならば、

幹事をするということは、他人への接待と同じだ。

 

自分ひとりだけで行っていたら起きえない事態も発生する。

自分が別に気にしていないことでも、他の人にとっては重要だったりする。

そこで、「できる幹事」の任務は参加者の満足度をどれだけ上げられるかということに尽きる。自らの犠牲を払ってでも、他人の為に尽くす。これが大事である。

 

飲み会を例に、満足度を上げる要素を挙げたい。(時系列)

<準備段階>

  1. 店選び(立地・メニュー・店内の雰囲気・値段)
  2. 招待状・参加者の把握(文面・主催者の「名前」)
  3. リマインド・声掛け
  4. 集金
  5. 終電時間チェック

<本番>

  1. 店までの案内(看板等有れば利用)
  2. 席までの案内(席決めも必要であれば)
  3. 取り皿等配布・飲み物決め(サッと。ビールの人!など)
  4. トイレの場所を通知・終電時間チェック
  5. 乾杯の音頭(活気付く言葉)
  6. サラダ等の配布(トマト・カルパッチョのバランス良く)
  7. グラスが空いていたら、注ぐ・注文を促す
  8. コンテンツ(誰と何をどう話すのか。)
  9. 酔っ払いの看病(トイレ・袋・おてふき)
  10. 二次会の手配(人数把握・近場・駅近)
  11. 締め

他にも要素があるかもしれない。その要素それぞれに対して、有効な手を打つことで、参加者の満足度が上がり、「出来る幹事」となるわけだ。

 

何事も要素分解。飲み会一つとっても、色々な要素が絡まってい分解して、解き易くすることが大切である。

 

このように、先を見越してそれぞれの要素を挙げていくことは、先を見越す力に他ならない。その過程は、リスク管理やチャンスを見つけ出す力につながるはずだ。

 

よって、幹事一つとっても自らの能力開発だと考え、全力で取り組むべきだ。

出すべき時、出さぬべき時

私は最近、自らの無知を埋めるべく、政治・経済における情報のインプットや自らの主張を持つようにしている。

 

これは私にとって必要なことであるし、今後も継続しようと考えている。

 

問題はここからだ。

友人との何気ない会話の中でこれを出すべきなのか。

つまり、政治・経済系の話を友人との会話ですべきか。

 

私は個人的に自分の考えや知り得た情報を他人とシェアし議論したい人間であるので、お酒の場などで後半に突入すると、相手を選ばず社会問題等の込み入った話をすることが好きだ。

 

「相手を選ばず」することで、その後罪悪感を感じることが多々ある。少ししゃべりすぎたかな。相手はこんな話したそうでなかったけど、自分がしたかったからしてしまって、不快な気分にさせてしまったかな、等々。

 

個人的には、各々政治や経済、社会問題等について自分なりの考えを持つべきであり、それを共有し、議論することは日本国民として非常に大切なことであると思うが、そうでない人もいるらしい。

 

ここで注意したいのは、「そうでない人達」だ。

「そうでない人達」には2種類いる。全く興味を持たずに私をウザがる人。知識は浅いが話を聞き、インスピレートされかける人。

 

後者がいる限り、私はめげずに「好まれざる」話題提供をしていきたいと考えている。それによって一人でも多くの人がそんな話ができるようになれば幸いであるし私自身もお酒の場がさらに楽しくなる。

 

一方で、当然のことであるが、何気ない友人との話であっても、自分のしたい話を「出すべき時、出さぬべき時」をしっかり見極め、場の雰囲気を感じとって素早く話題を転換できるスマートな人間を今後も目指していきたい。

 

 

P.S.

欧米人はこの点、ほとんどの人が社会問題についての話が出来、一時衝突が生じることもあるが、その場はその場でまた仲直りの関係作りができる点で非常に魅力的だ。笑い・恋愛話から政治の話。オールマイティな教養人を目指したい。